嘘をつかれたとき

 恋人に嘘をつかれると今後の関係について考えてしまいますよね。好きな人に裏切られたと感じ、悲しくなったり、怒りの感情も沸いてくると思います。 

 「嘘をつく」という行動をとる人にはその人なりの理由があります。その嘘がもたらしたあなたへの影響がどうであれです。人間は知恵があるので、嘘をつきます。生きていて「嘘をついたことが一度もない」という人はおそらく居ないのではないでしょうか。知恵があるので当然です。

 嘘をつかれたからといって、「もう信じられない」「この人とはやっていけない」とすぐに決断することは避けたほうが良いです。まずは、相手がなぜそのような嘘をついたのかを冷静に考えることをお勧めします。なぜなら、あなたを傷つけないための嘘や、二人の関係を良好に保つための嘘もあるからです。それを考えたうえで、恋人と今後どうするか?を決めても遅くありません。

 嘘が問題となるのは、その嘘が自分本位のためである場合です。例えば、小学生が学校で友達と喧嘩をして帰ったとします。いつもと様子が違うことに気付いたお母さんが「どうしたの?学校でなにかあった?」と聞きます。子供は「何もないよ」と答えました。この場合の嘘の背景には複数の可能性があります。
①喧嘩をしたことについてお母さんに怒られたくない 
②喧嘩をして傷ついているけど、そのことでお母さんに心配をかけたくない 
③喧嘩なんて大したことではないから、お母さんに言う必要はない 
④喧嘩で友達を傷つけてしまい、どうしたらいいか分からないから、いまは言わない 
⑤イライラするから何も話したくない 

 いかがでしょうか?一つの嘘の言葉の裏には小学生の様々な気持ちがあります。
問題なのは①です。これはお母さんに怒られることを回避する、自分を守るための嘘です。自分を守る嘘は本人にとっては必要な嘘だと思います。しかし、この理由で嘘をつかれたお母さんは、怒りのレベルがアップするかもしれませんね。それでも、お母さんなら許してくれるでしょう。しかし、恋人となるとそうはいきません。相手の気持ちはどうでもよく、自分を守るためだけのずるい嘘だと感じます。これは今後のお付き合いを継続することが難しいかもしれません。

 ②の場合は、お母さんを大事に想う気持ちが含まれている嘘なので、こういう嘘は許しても良いです。しかし、「嘘をつかれると悲しい」「信用できなくなるから本当のことを言うようにしてほしい。」など、あなたの気持ちは伝えても良いと思います。そうしないと、今後も繰り返されてしまいます。

 ③と④は子供の成長(自立に向けて)と捉えることができます。自分で気持ちの整理をつける、自分で解決するという気持ちからの嘘です。お母さんなら喜ばしいことでもあるかもしれませんが、保護者である以上、放っておくわけにはいきません。ですが、恋人であれば、あなたが大人になってそっと応援するという余裕をもっても良いでしょう。大人であれば、自分でやろうとしていることをイチイチ報告する義務はないですし、自立した大人どおしのお付き合いならこのような嘘は許容範囲ではないでしょうか。

 ⑤は・・・ただの反抗期か、心が未成熟な場合です。恋人であれば、このような子供っぽい相手を受け入れて今後もお付き合いできるか考えたほうが良いでしょう。

 このように、背景を考えることで相手のついた嘘について本質が見えてきます。自分にも改善すべき点はないか(①の場合、お母さんから「友達とは喧嘩をしないで、仲良くしてね」と言われていたのかもしれません)、相手は自分のことを大切に想っているのか、それを考えた上で話し合いをしてみましょう。

 話し合いをした結果、今後もお付き合いを続けるか、それとも終止符を打つかを決めるのはあなたです。そして、お付き合いを続ける決断をした場合、今回のことを根に持たないようにしましょう。話し合いをして解決したはずなのに、いつまでもネチネチと責めると二人の関係は悪化します。そうならないためにも、勢いで結論を出すのではなく、自分の気持ちにしっかりと向き合う時間を作りましょう。

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